Episode.36"YOU GO YOUR WAY,I GO MY WAY"

 

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"僕はメジャーリーグに行くことにした”、前回までは、 

HNSに入校して以来、

大手航空会社のCA2名と交際中のY

いつもと変わらないカレンと会ったはずであったが、そこに待ち受けていた結末とは?

これはマイナーリーグからメジャーリーグに活躍の場を移したナンパに精を出す物語である。

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僕にとってはまだナンパしたことがない場所に訪れた。

なぜそこを選んだかはよくわからないが、

"なんとなく”のインスピレーションが働いたからだろう。

 

YJさんと合流し、声かけスタート。

結果、小一時間程度、地蔵になり、 

 

YJさんに背中を押してもらい、

10声かけするも、ほぼ、ガンシカの嵐。

 

 

 

 

そして、カレンとの約束の時間がきた。

 

お互いに気になる食べものがあり、その専門店に行くことになった。

 

普段は二人ともいかないようなエリアで

 

店自体もわかりにくい場所にあった。

 

先に僕が入店、場所がわからないとのことで

 

カレンをすぐ近くまで迎えに行った。

 

いつものテンポで会話が進む。

 

僕の家族のこと、

 

前回会ってから母親のカレンに対する評価が異常に良かったこと

 

最近の仕事の状況

 

今度行くイベントのこと

 

 

話は尽きなかった。

 

 

彼女は仕事のことで悩んでいた。

 

時間外労働が多すぎる、きちんとした休日が確保できない

 

土日に会えない

 

 

 

彼女が言った。

 

"転職しようか悩んでいる"

 

 

僕は、彼女の背中を押してあげれば良かったのか?

 

しかし、彼女の人生には変わりない。

 

いやならやめたらいい。

 

それだけは伝えた。   

 

 

 

お互い明日の仕事がはやいこともあり、

 

早めの解散になった。

 

帰りの電車の時間を調べていた。

 

ちょうどいい電車を発見。

 

足早に帰ろうとした時、珍しくカレンが僕を引き止めた。

 

 

"あのね、話があるの"

 

一気に嫌な予感がしてしまった。

 

まさかの自体に僕は固まっている。

 

"Y君はほんとに優しいし、好きなことには変わりないの。

 

この前も、私が泣いちゃって、ほんとわがままで。。

 

(カレンは今にも泣き出しそうな顔をしていた。)

 

私が将来のこと、不安になっちゃって

 

結婚を本気で考えてみたの。

 

あの時は、◯子さん(Yの母親)にも気に入られてほんとに嬉しかった。

 

でもね、私は、将来、家庭に入ったら

 

毎日、一緒に過ごしたくて。

 

今のままだったら、それは無理だよね。

 

まだ、もう少し近い距離ならいいかもしれない。

 

でも、来年もあなたは向こうに残るって決めたんだよね?

 

 

 

 

長い間、沈黙が続いていた。

 

彼女がどうしたいのか、僕は重々承知だった。

 

 

 

 

それに

 

さっき、転職しようか悩んでいるって言ったよね。

 

本当はもう、この会社をやめたいの。

 

みんな女の子は憧れて、この職業に入るでしょ。

 

でも、入った子たちはみな20代半ばになって気がついてしまうの。

 

この仕事はずっと続けられるものじゃないって。

 

この時期にね、大体は2つに分かれて、

 

結婚をして、仕事を辞めていく人と、

 

耐えきれなくて、やめていく人がいて、

 

それでも私はこの仕事自体は続けたいって思う。

 

結婚したとしてもね。

 

 

本当に憧れて入ったし、

 

違う業種に本当に転職するのはなんだか自信がなくて。

 

 

 

時間が許せるなら、

 

もっともっとデートしたい。

 

でも、今のままなら無理だよね。"

 

 

 

 

たくさんのネガティブ要素が出てきた。

 

このままじゃ、拉致があかない。

 

 

とっくに答えは出ているはずだ。

 

僕は、やっとのことで口を開いた。

 

"転職するかは、僕の人生じゃないから、君が決めるべきだ。

 

人生の重要な転機なんだから、そこはもっと自分で考えて。

 

本当は、こっちへ来て、就職してもらいたいのが本音だよ?

 

でもさ、現実的かもしれないけど、なんだか巻き込んでるみたいだから。

 

一度、元に戻そうよ。

 

カレンにいい人が見つかったらそれはそれでいい。"

 

 

 

自分でも何が言いたいのかよくわからなかった。

 

少なくとも、彼女の答えが出ていたのはわかっていた。

 

しかし、突然のことで、僕は自分が何をしたいのかもわからない状態だった。

 

 

 

帰り道は、心に大きな穴を感じて歩いていた。

 

帰りの電車で読もうと思っていた論文も全く目を通すことができず、

 

本当に久しぶりに大きくため息をついたら、

 

目の前の人がいきなり慌てふためいた。

 

YJさんに一通いれた。別れたことを。

 

僕は寂しいのだろうか?癒されたいのだろうか?

 

少し違う気がする。

 

別れた後はいつもそうだ、誰かに言わずにはいられない。

 

そして、今、この現実を受け止めきれていない。

 

久しぶりに本気になれた恋だった。

 

彼女がCAだったことや、ハーフだったことも

 

本気になれた理由としてはもちろんあるだろう。

 

しかし、性格は本当に合う気がしていた。

 

彼女はあまり否定をしない。

 

もちろんグチが止まらないことはあったが、

 

大抵のことをを彼女はポジティブな発言に修正できていた。

 

これは、さすが、というべきか、職業病なのか。

 

恋人と向き合うという作業をしたのはかなり久しぶりな気がする。

 

そのきっかけを与えてくれた彼女には感謝をしたい。

 

楽しい時を過ごすことができた。

 

いろんなことが知れた。

 

すべてがいい経験になった。

 

 

 

 

いやなこととというのは、

 

僕の場合は、一旦寝てしまうとほとんど気にしないケースが多い。

 

一番最後に気にしてしまったのは受験の時ぐらいで、

 

もう、ずっとこんなことはなかった。

 

それが、久しぶりに心に残ってしまったのだ。

 

元に戻ることはないだろう。

 

交際は互いの信頼に基づいて成り立っている。

 

どちらか一方が、"別れよう"と思いついた瞬間に

 

もう破局寸前だと思う。

 

そこから軌道修正は難しいだろう。

 

 

 

 

HNSに入って、

 

学生時代に思っていたこと、例えば、

 

CAと付き合いたいだとか、

 

丸の内のOLとヤりたいだとか、

 

何人もの女性と体を重ねたいだとか、

 

少し昔に、重要事項だったことが、いとも簡単に叶えられてしまった。

 

しかし、1つだけ叶えられていないとすれば、

 

ストリートで結果を出すということだった。

 

 

その考えが急に頭をよぎった。

 

 

 

そうか、

 

僕はまだ、本来の土俵で戦えていないんだ。

 

---SEASON1 FINISHED    

 

    TO BE CONTINUED

Episode.35"HUNGER PAINS"

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アミと会うことになった。

 

ちょっと前から使ってる、

 

この出張ルーティーンがなぜか最近うまくいっている

 

遠くに行ったor行くという設定させて、心の距離も離してみる

 

結局効果は絶大らしい

 

"もう今日しかない"

 

の言葉で、かなり成功率は上がっている。

 

 

 

"あっちで何やってんの?何もないんでしょ?"

 

"ほんと何もなくて、やるとしたら樹々と会話するか、川の音に癒されるとか笑"

 

"田舎すぎでしょ、ちょっとはLINEしてよ"

 

"うーんそうだよね、Wi-Fiなくて不便なんだよね"

 

"得意のWi-Fiないもんね、それがないと夜が大変って言ってたよね"

 

"今日のためにめっちゃためてきたから、大丈夫!"

 

"今日、私が一緒に過ごさないって言ったらどういうつもりだったの?こっちに帰ってきたからWi-Fi復活?"

 

"目の前にリアルWi-Fiいるから、全く問題ないでしょ、ありがと"

 

"リアルってやめてよ笑"

 

 

 

もちろん自分の手ですることなど、もうずっとない。

 

あくまで、エロトークにもっていくための会話でそういうことになっているが

 

これが案外効くっぽい

 

繋げやすいので、次回も使いたいと思った瞬間だった

 

あんなにガードが固かったが、一度距離を離してみるのは本当に効果があった。

 

ノーグダでホテルにin

 

 

 

僕の課題はここからだと思う

 

行為が終わったあとに、もう一度外に出て行くことができれば

 

もっと数が伸びる

 

頭の中でわかっていても

 

寝て起きたら、朝

 

という結果に自分でもだいぶ反省した

 

そこから一歩、

 

大事にしたい

 

 

TOTAL COUNT 36

Episode.34"PRICE OF BLOOD"

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"僕はメジャーリーグに行くことにした”、前回までは、 

HNSに入校して以来、

大手航空会社のCA2名と交際中のY

とりあえずゲットはするが、何故か心ここにあらずであった

これはマイナーリーグからメジャーリーグに活躍の場を移したナンパに精を出す物語である。

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流れの中で、勝機を得たい

 

 

毎回、全くの同じ会話にはならないものの

 

課題である、SOMETHING NEWを試すことには程遠い

 

 

 

 

 

24歳  カナ 看護師 ネトナン

 

 

彼女はアジア系のハーフだった

 

今度、旅行へ訪れる場所は

 

彼女の故郷

 

たくさんのことを教えてくれた

 

 

“あなたが職場にいたら、絶対噂するよ、看護師は”

 

嬉しいのか嬉しくないのかよくわからない言葉をもらった

 

 

 

看護師と医者がくっつくのは

 

もはや宿命に近い

 

 

その子も同様で

 

外科医と以前は付き合っていたらしい

 

 

 

食いつきは良かった

 

 

この後でのだまし討ちは避けるべきと思い

 

ホテルへのニュアンスを出し続けた

 

 

 

"もう今日しかないんだ”

 

 

 

僕が出張でこの都市にしばらく帰ってこない設定にした

 

 

彼女は完全に揺れ動いていた

 

今日は女の子の日だ

 

よく聞かれるセリフだが、

 

僕の事案の場合、80%くらいの女の子が本気で言っている。

 

特にここ最近はひどい

 

 

 

"今日じゃなかったらいいよ、ほんとに。来週、しよ?”

 

“来週にはもうここから遠くへ行くから”

 

 

しばらく押し問答が続いた

 

しかし、

 

出張が効いたのか、

 

難なく、ホテルへ入ってしまった

 

 

 

“体を奪われたら、心も奪われちゃうんだよ?”

 

ホテルから出る際の一言が印象に残った

 

そう言って彼女はキスをしてきた

 

 

 

 

 

 

 

ここで、ひとまず解散となった

 

夜にはもう1つアポがあった

 

 

 

30歳  ソウコ 保険営業 ネトナン

 

 

 

向こうのテンションがかなり高かった

 

元からこういう人間なのであろう

 

 

 

しかし、会ってみると

 

やはり写真のマジックか

 

 

悪い意味で田舎くさいイントネーションでもあった

 

前回のことが頭をよぎった

 

 

 

会話の中身などこれっぽっちも覚えていなかった

 

相手に興味がなくなった時点で

 

何も残っていない

 

人間の忘れるという技術は

 

時々、素晴らしいと思う

 

 

この一連の連続アポで僕は少しだけ疲れていたのかもしれない

 

確かに、月10ヤれた

 

でも達成してもあれほど渇望していたものが

 

すぐに、価値のないように思えた

 

 

 

質の問題ではないだろうか?

 

イージーモードを繰り返して

 

その中ですごく抱きたい女は何人いた?

 

数えるぐらいしかいなかった

 

TRY AND ERRORを繰り返した結果が月10ゲットであって

 

決して幸福度につながることはなかった

 

 

 

結局、抱きたい女は抱けてないことに気がついた

 

 

 

そんなことを考えていたら

 

 

話半分でしか会話を聞けてなかった

 

 

 

 

ホテルへは多少グダはあったが、

 

なんとか入れた

 

 

 

 

彼女はタバコを吸う人間だった

 

それを打ち明けられた

 

健康志向だからとか、そういうのじゃなくて

 

タバコを吸う女はあんまり好きじゃない

 

 

 

そして、禁煙の部屋を選んだのに突然吸いたいと言い始めた

 

僕にも僕で原因はあるが

 

正直何言ってるか全く意味がわからなかった

 

 

 

 

宿泊の予定であったが、

 

耐えきれず、緊急の仕事の案件が入ったという理由で

 

僕は部屋を出た

 

TOTAL COUNT 34 & 35

Episode.33"ASHEMED"

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"僕はメジャーリーグに行くことにした”、前回までは、

 

HNSに入校して以来、

大手航空会社のCA2名と交際中のY

カレンとの関係は良好で、ついに自分の親に紹介する日がやってきた。

これはマイナーリーグからメジャーリーグに活躍の場を移したナンパに精を出す物語である。

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その交差点を越えると

 

彼女が待っていた(らしい)

 

 

 

何人かぽつぽつといた中で

 

全く判別がつかなかった

 

 

 

28歳 アサミ お菓子屋店長 ネトナン

 

 

何度も体験している

 

思っていた子と違う現象

 

 

写真ってすごいと思う

 

こんなにキレイなアプローチ作れるんだ

 

 

 

 

 

 

この時のテンションの低さは凄まじかった

 

店内に入ると

 

時折、攻撃的すぎる相槌が出てきてしまった

 

“は?”

 

なら、まだいいにせよ

 

"あ??”だとか、とにかく顔に出てるのが明確だった

 

 

アサミがそれに勘付いたのに少しの時間もいらなかった

 

必死で場を盛り上げようとしていたが、

 

僕の態度がひどすぎた

 

あげく"どうでもいい”という返しすらしてしまった

 

 

 

 

PUAの間では、

 

ここの店を使った後に

 

エレベーターの中でキスをするルーティンは有名らしく

 

まぁ、物は試しと思い

 

行動に移そうとしたが、

 

上の階からの先客がいた

 

 

 

ゲット自体はしたが、

 

なんとなく思い出したくない結末にもなった

 

TOTAL COUNT 33

Episode.32"OIL"

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"僕はメジャーリーグに行くことにした”、前回までは、

 

HNSに入校して以来、

大手航空会社のCA2名と交際中のY

母親にカレンを紹介し、将来的な結婚も視野に入れてるということを告白

これはマイナーリーグからメジャーリーグに活躍の場を移したナンパに精を出す物語である。

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“2ヶ月ぶりの日本だわ”

 

そう言い放ったのは、

 

 

 

 

27歳 外資系CA サラ ネトナン

 

 

 

彼女は南国と日本のハーフで

 

エキゾチック、そしてセクシーという言葉が似合う人間だった

 

実際に海外にいたのは高校のときだけであったが、

 

彼女が語学に堪能なのはその強気な姿勢ですぐにわかった

 

 

学生時代は、先生に1番嫌われるタイプの人間であったらしい

 

学業はとても優秀だが、生活態度はとても不真面目、の典型例

 

しかもそういう自分がイケてたと思っている

 

僕もどうこう言えるレベルではないけれど笑

 

とにかく、プライドはかなり高かった

 

 

 

特に外資系のCAは日系のCAよりもはるかにプライドが高い

 

日系の子でも心がきれいなCAはいるけど

 

外資はほんとに。。。。

 

 

 

 

強気な子に対しては、

 

もっと強気でいけばよかったと後からになって思う

 

下手に控えめに出ると待っているのは1つしかない

 

 

 

店内での会話に関しては、

 

よくも悪くもなく、

 

と言ったところ

 

 

 

肝心のハンドアクションに移行しようとするも

 

まさかの両手にカバン

 

ここは頭を使って、1つ空けることに成功

 

そしてハンドアクションも成功だった

 

 

“こういうのうまいよねー笑”

"ほんと慣れてるでしょ、ほんとに笑”

 

 

 

 

"ほんといつもこういうこと言ってるでしょ?、ほんとに笑”

 

 

早速、反撃で躱す

 

 

 

ホテルの前に着いた

 

 

“わたし、最初は絶対行かないから!”

 

それまでの空気と違った

 

これは本気だ

 

 

 

 

“もう帰る”

 

一瞬にして崩れた

 

ここまでくると何を言っても無駄

 

 

しかし、チャレンジしないべきだったかというとそうではないと思った

 

問題なのはここまでの会話であったと

 

音声を聞きながら反省する

Episode.31"RESTART"

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"僕はメジャーリーグに行くことにした”、前回までは、

 

HNSに入校して以来、

大手航空会社のCA2名と交際中のY

カレンとの関係は良好で、ついに自分の親に紹介する日がやってきた。

これはマイナーリーグからメジャーリーグに活躍の場を移したナンパに精を出す物語である。

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マイナーリーグに帰ってきた

 

久しぶりに景色だ

 

 

 

24歳 ユイ ネトナン

 

 

始めは車でくると言っていたが、

 

箱を開けてみたら電車できていた

 

まず、ここの問題は クリア

 

 

ユイの格好はまさにアジアンテイストだった

 

左手につけたアクセサリーは特徴的で

 

出会った瞬間にお香が匂ってくるのじゃないかと思ったくらいだ

 

 

今日はとても暇してたらしい

 

午後にプロバスケの試合を観る予定だったが

 

友達にドタキャンされ

 

はやめにこちらにきたらしい

 

僕も僕で仕事があったので

 

結局夜に会うことになった

 

 

最近はある特有の問題を抱えていることに気がついた

 

 

僕はもう

 

”慣れすぎてしまっているのだ”

 

 

 

このゲームを始めて以降、

 

会話すべて同じではなくても

 

大体は同じ道程を辿っている

 

そこに少々飽きてきた部分もあるし

 

今月は目標の10ゲットを達成しているために

 

何が何でも、という気持ちはさらさらなかった

 

 

 

何か新しいことをしてみたかった

 

そうでなければ、

 

僕自身の成長もないだろう

 

そうだ、今日は新しいことをしよう

 

そう誓ったはずだった

 

 

 

新しい店に入った

 

多少暗く、個室ではあったが

 

対面に座ることになり

 

ここから崩すKEYを探していた

 

自分なりの新しい方法を見つけるというのも難しい

 

いつの間にか出た言葉は固定されたルーティーンで

 

自分で自分の罠にはまっている気がした

 

 

向こうは少しばかり恋愛に慎重になっているようだった

 

そればかりか、見た目とは裏腹に意外にも恋愛は少ない

 

 

 

置きにいった会話で店を後にし、

 

ハンドアクションは成功だった

 

いつものように、

 

ホテルへ

 

まあ多少のグダは生じるだろうという感じだった

 

そして、予想通り

 

 

 

ここからが、僕の”ゾーン"に入る瞬間というか

 

もっと前からちゃんと仕込んでおけばいいと思うが

 

よくも悪くもここでやっと目覚める傾向にある

 

 

どんな言葉を投げかけても彼女は微動だにしなかった

 

方向転換し、カラオケへ

 

結局キスさえも持っていけず、これ以上のことはやめた

Episode.30"TOUCH"

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"僕はメジャーリーグに行くことにした”、前回までは、

 

HNSに入校して以来、

大手航空会社のCA2名と交際中のY

カレンとの関係は良好で、ついに自分の親に紹介する日がやってきた。

これはマイナーリーグからメジャーリーグに活躍の場を移したナンパに精を出す物語である。

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偶然、朝起きることが出来た

 

目覚まし時計も何もかけなかったが

 

運が良かった

 

 

カレンを部屋に残して僕は仕事へ出かけた

 

彼女が僕のスーツ姿を見たことは1度もなかった

 

それは僕がスーツがあまり好きじゃないということもある

 

スーツなんか滅多に着ない

 

 

 

 

小さい頃のなりたい夢は

 

なぜか消去法から始まっていた

 

"スーツは着ない、満員電車にも乗りたくない"

 

幸運なことにそれは叶ってしまって、今の僕がある

 

 

意外にも早く仕事が終わり、散策をすることにした

 

カレンが作ってきた、行きたいリストを手に取る

 

今残された時間の中で、

 

1番価値のあるところはどこだ?

 

 

僕らが出した答えは、

 

有名な寺でもなく、

 

旅行客に人気の場所でもなく、

 

水族館だった

 

出来たばかりの当時は相当な人気だったらしい

 

現在は落ち着いていて、普通に魚たちを楽しむことが出来る

 

僕らは、人並みの時間を過ごした

 

もちろん、大抵のことで楽しめたし、ある魚が僕の妹に似てるだとか

 

2人にしかわからないようなことでも十分笑いあえた

 

とりわけ最高だったのはイルカのショーだった

 

イルカ自体に感動したわけじゃない

 

イルカのトレーナーのパフォーマンスにとても感動したのだ

 

あんなに心から笑顔になれる人を見るのも久しい

 

ビジネススマイルか?

 

そうではないだろう、彼ら自身がパフォーマンスを楽しんでいる

 

ショーというものにリスクは付きものだ

 

なぜなら、飼いならすことに完璧など存在しない

 

しかし、そこは毎日の訓練なのか、毎日の対話なのか

 

イルカが命令を聞かなくても、笑顔でやり過ごせる

 

通常ならビジネスに失敗は許されないが、観客もそこまで求めてないだろう

 

あくまで生き物、あくまで娯楽

 

失敗した時のリスクマネージメントがとてもうまい

 

HIT ONでもそうだ

 

笑顔は本当に最強、相当な武器になるし

 

通常なら1つのミスでGAME OVERだが、それを取り返せるような会話で

 

マイナススタートからプラスへ持っていけることだってある

 

 

僕は彼らから大切なことを学んだ

 

人との対話なんだ、そう、人と人との

 

 

 

その後、街中へ行き、時間を潰した後、

 

この出張のクライマックスが待ち受けていた

 

 

僕、僕の母親、カレンが会うのだ

 

 

彼女を紹介するのは人生で初めてのイベント

 

 

偶然、僕も母親も彼女の地元にいるし、

 

カレンとの時間を作ることも出来る

 

偶然が重なった結果だった

 

 

 

 

よく女の勘は鋭いというが

 

母親はそれを証明する存在だった

 

僕が何も言わなくても、すぐに勘付いてしまう

 

 

10代の頃は、少し注文をつけられることもあった

 

その時は、正しいのか正しくないのかわからなかった

 

言いなりになることが正しい方向へ導かれることではないし

 

反抗することも正しい道に繋がるわけではない

 

 

 

例のごとく、

 

"あなたの今の彼女はどういう子なの?”

 

と聞いてきた

 

 

僕は自信を持って、

 

"今までで1番気が合う子"

 

と素直に答えた

 

そして、彼女がCAだとか、ハーフだとか

 

生い立ちやどのようにして出会ったかなど

 

事細かく説明した

 

それが、約半年前の話

 

 

 

 

そして今日に戻る

 

 

場所の設定には少々苦労した

 

カジュアルすぎるのはダメだし

 

かといって、きちんとしすぎるところを選ぶのなんだか気が引ける

 

結局場所が決まったのは3人が会う何日か前の話だった

 

アクセスも良いし、所謂いいとこ取りを選択

 

 

久しぶりに落ち着かないカレンを見た

 

僕の母親に気に入られなかったらどうしようとか

 

今日着る服が何が1番相応しいのか全然わからないとか

 

いつもは自信満々に物事を進めるのに

 

そのギャップが僕には何だか愛おしく見えてきた

 

"そんなに心配することないよ、本当に会うだけなんだから。何かあってもちゃんとフォローするよ"

 

"うん、とうとうこの時がきちゃったね(笑)"

 

 

 

 

 

タクシーから降りて、約束の場所に急ぎ足で向かった

 

少々、遅れそうだった

 

 

 

既に母親は座って待っていた

 

 

 

"母さん、お疲れ様"

 

ついに対面することとなった

 

 

母親は少しもそわそわすることなく、

 

そこにはいつもの母親の姿があった

 

 

僕の家族は、亭主関白のような昭和の時代は全く感じられない

 

どちらかというと、まさしく現代

 

母親の方が断然稼ぎがいいし、家族の重大イベントには母親の意見が最も左右される

 

どっしり構える姿はなかなか男勝りだ、

 

加えて、"体格も"なのだが

 

 

 

本当にカレンは緊張していたのだろうか?嘘だろう?

 

さっきまでの動揺はどこにいったんだ?

 

カレンはスムーズに会話にとけ込んできたのだ

 

 

 

時間が経つごとにカレンと母親の会話が増えていき

 

僕は目の前にある有りっ丈のご馳走を頬張るだけだった

 

本当に最初だけ、船を動かしただけで、

 

あとは、自動操縦

 

なんのフォローもいらなかった

 

母親にはカレンが英語が話せることがとても評価できたようで

 

更には、僕からの仕込みのおかげか

 

母親が話したい自慢話を引き出すのがとても上手かった

 

相槌のタイミングも完璧だった

 

話の途中なのに、

 

母親はカレンを実家に招待して見せたいものがあると言い出した

 

さすがに、僕はこの時ばかりはむせてしまった

 

このスピード感についていけてないのは誰でもない僕だったのだ

 

 

有意義な時間は過ぎ、僕は最後に準備していた言葉を言った

 

 

"母さん、そんなこんなでさ、あと2、3年後にカレンと結婚するよ"

 

 

 

それまで陽気だった母親が、一気に泣き出してしまった

 

そしてゆっくりうなづいた

 

"カレンちゃん、うちの息子をよろしくね”

 

 

 

母が涙もろいのは知っていたが、

 

まさかここで泣き出すとは思っていなかった

 

そして、僕の方も

 

熱いものがこみ上げてきた

 

必死にこらえていた

 

 

 

今まで母親にたくさん迷惑をかけてきた

 

思い返せば、家出未遂もあったし、

 

部活のスパイクは少し使えなくなったら短期ですぐに変えてもらった

 

思いっきりビンタされたこともあった

 

ただ、なんでビンタされたかは覚えていない。。

 

1番迷惑かけたのは大学の学費だ

 

私立、そして学部的に恐ろしいほど高い

 

超高級車が複数台買えるくらいの学費だ

 

それを自分の洋服等を我慢して

 

自分のために投資してくれたのだ

 

成功する(大学に合格する)保障なんてどこにもなかった

 

だけど、それを信じてくれていた

 

今の自分があるのも母親のおかげなのだ

 

 

 

たくさんのことが頭をよぎった

 

母親は将来的な形を喜んで受け止めてくれた

 

 

さすがのカレンも少し動揺したみたいだが

 

母親と別れたあと、

 

"親を泣かせちゃうぐらい、いいタイミングでかっこいいこと言っちゃうんだから”

 

と冗談交じりなことを言ってきた

 

 

 

 

この日もいつの間にか寝てしまっていた

 

 

 

 

 

早朝にカレンのキスで目覚める

 

カレンは仕事で先に部屋を出た

 

僕もその後、帰りの電車に合わせて支度を開始した